マッサージ練習の話。

最近は新しい手技修得に向けて、友達に身体を貸してもらって練習をすることが増えました。毎日忙しく疲れをためてる人が多いから、練習とはいえマッサージは喜ばれる。私もいろいろな身体を触らせてもらいながらの練習はすごく勉強になる。良い時間。

私がセラピストになろうと思ったきっかけの一つに「周りの人が毎日元気で楽しく過ごせるように、心身を整える手助けがしたい」という想いがあります。これはお客様として出会えた人も含めてのこと。家族だったり友達だったり、身近な人が実際に私のマッサージを受けて緩んでるのを見ると、より一層その想いが増すし、自分がやりたかったことに近づけているのが実感できてまたさらに良いエネルギーが湧いて…とにかく、私も元気になります。ということです。

「筋肉を感じる」ことの話。

さてさて、そして先日はサヤカさんに身体を借りての練習。
指摘されるのはだいたいいつも同じことだったりするんですが、その中でも今回大きな学びが。

サヤカさんがスクールのレッスンでもよく言っている「筋肉を感じにいってごらん」という言葉。
今まで何十回と聞いてきて、私自身もちゃんとやっていると思い込んでいたのが、実はちょっと違ってたんです。

なんていうか私は「頭の中」で筋肉を感じることをしようとしてた。実際に身体に触れてるのは「手・指先」なのに。
マッサージ中の私の頭の中は、常に(ここにこんな感じで筋肉が付いてるから、私の手をこういう形で置いて、私の姿勢はこんな感じかな。そしたら圧もしっかり入って、筋肉感じられるはずだよね…)こんなことばっかり考えていて。
手よりも頭がフル回転してたことに気づいて。頭で考えすぎると身体に無駄な力が入るから、結果手も硬くなって感じる力が鈍っちゃう。あちゃちゃ〜。です。
何より、相手の身体のことより自分のことばっかり考えてたんですよね。無意識に。姿勢がどうとか触り方がどうとか。実際に目の前にある筋肉じゃなくて自分の想像上の筋肉を感じにいこうとしてた。これは多分、私のほかにも当てはまる人、多いんじゃないかな。

大切なのはゴチャゴチャと頭で考えるよりも、(この身体の中身はどうなってるんだろう…ここをほぐされたら気持ちいいだろうな…)と単純に相手を知りたいと思う気持ち。こんなシンプルなことだった。ということが今回の練習でストンと腑に落ちて。

そしたら途端に肩の力が抜けて自分自身も楽になったんです。相手を思う気持ちがあれば、自然と手も相手の身体に沿った形になるし、筋肉の感じ方も段違いに鋭くなる。筋肉に触れてる指先のセンサーをしっかり働かせれば、ほどよい圧で、ほどよい方向に刺激ができる。うーん、マッサージって奥深いです。

「相手を思う気持ち」と「指先のセンサーを働かせる集中力」これを頭じゃなくて身体で理解できた日でした。今後はこれをしっかり意識してやっていこう。そんな気持ちです。

ではまた。

 

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